『さんかれあ』というゾンビ漫画が設定が良くて以外と面白かった件。

79%

さんかれあ

作者:

発表期間:2009年12月9日 - 2014年9月9日

巻数:全11巻

『さんかれあ』は一体どんな漫画なのか?評価は?笑える?泣ける?面白いのか?つまらないのか?

アニメ『さんかれあ』が思ったより面白かったので、興味が沸いて漫画のほうも読んでみることにした。漫画のほうがスピーディーでさくっと読めると思う。

3行でわかる『さんかれあ』

厳しい家から逃げ出すためにゾンビになってしまった

ヒロインを普通の女の子として扱いながら、

なんとか生き返らせる方法がないかと探すラブコメ。

3分でわかる『さんかれあ』の詳細なあらすじ

この物語の主人公である降谷千紘(ふるやちひろ)はゾンビが大好きなちょっと変わった高校生である。ある日車に轢かれて死んでしまった猫のばーぶをなんとか生き返らせることが出来ないものかと家の人の手伝いをしていた時に見つけた古文書に書かれている蘇生術を試してみることにした。

家のみんなに隠れながらばーぶを墓から掘り起こし、腐らないように氷で冷やし夜な夜な家を抜け出し、誰もいないホテル跡で何度も古文書に書かれている蘇生秘薬の生成に苦心していた。なぜならその古文書にはどうしても読めないページがひとつだけあって、材料で使う毒草がわからないのだ。

そのため毎晩ばーぶをクーラーボックスに入れ、ホテル跡に通い、あーでもないこーでもないと毎日違う毒草で試しているとある日、川を一本またいだ向こうのお嬢様高校に通う美少女、散華礼弥(さんかれあ)がホテルにあった古井戸に向かって、父親に対する恥ずかしい不満を叫んでいるのを目撃する。

「どうして私は・・・散華家に生まれてきてしまったんですかぁ~~~~~」

礼弥の叫び声に物音を立ててしまった千紘は礼弥に気づかれてしまう。

千紘の蘇生術に興味を持った礼弥は、千紘を手伝うといい、礼弥の思いつきで紫陽花の葉っぱを使ってばーぶの蘇生秘薬を生成してみたが結果は失敗。ばーぶは何の反応もなく、動かないまんまだった。自分のエゴでばーぶの死体を何日間もいじったりしていることに申し訳なさを覚え始めていた千紘は礼弥にもうばーぶを埋葬してやろうといい、次の日にばーぶの葬儀の約束をして二人は別れた。

しかし、その別れる姿を厳格な礼弥の父に見られてしまい夜中に出歩いていたことがばれた礼弥は、家に閉じ込められてしまう。悲嘆した礼弥はこっそり持ちかえってきていた蘇生秘薬を毒が含まれているからもしかしたら死ねるかもしれないと蘇生とは逆の効果を期待して飲み干してしまう。

一方、千紘の家ではばーぶがクーラーボックスから飛び出し外に逃げ出していた。ばーぶの蘇生秘薬は成功していたのだ。礼弥が薬を飲んでしまったことも知らない千紘はばーぶの復活を喜んでいた。

翌朝、目が覚めた礼弥。死ねなかったことにガッカリしながらも、自分の父親が千紘に対しよからぬことをしようとしていることを聞いてしまう。心配になった礼弥は禁止されているにもかかわらず家を抜け出し、千紘に会いに行くがその途中で父親に遭遇してしまう。

千紘の目の前で、父が振るった鞭に打たれ礼弥は崖から転落し、血だらけになって動かなくなってしまった。失意の中、気が動転している父と千紘。千紘は叫び礼弥に近づくが、生きているはずもない。・・・がしかし、少しすると血だらけの礼弥は立ち上がり千紘の名前を呼んだ。

「約束…どおり、責任取って…下さいね…」

ゾンビとなった礼弥は父親の手元を離れ、千紘の家に居候することになった。千紘にとって憧れのゾンビっ娘との共同生活が始まった。

その後、礼弥やばーぶについて観察するうちに紫陽花の葉を食べることで死体の腐敗をある程度防ぐことがわかった千紘。しかし、それはあくまで「ある程度」。生命活動が止まってしまっているため、一度傷ついてしまったり腐ってしまったものは元に戻せない。千紘は礼弥の体を心配しつつ、礼弥が望んでいたいいところのお嬢さんではなく、普通の女の子として生活させてあげることに必死になった。

そのうち、千紘のおじいちゃんが例の蘇生秘薬の本の著者だということがわかる。そしてそのおじいちゃんと昔一緒にゾンビの研究をしていたという女性が現れ、その女性から礼弥の詳しい状態を知らされる。

ゾンビには新鮮期、混濁期、終末期という3つの状態があり、混濁期を迎えたゾンビは愛するものを食べたい衝動に駆られてしまい、終末期には見境なしに人を襲うようになる。礼弥は現在、混濁期に移ろうとしていた。

時々、自分の意識を失い千紘を襲いそうになってしまう礼弥だったが、何とか理性を取り戻しながら生活していたがばーぶはすでに混濁期に入ってしまい、周りにいる猫たちを食べてしまっていた。

千紘は自分のエゴにより勝手に生き返らせてしまったばーぶに謝り、火葬して供養しようとしていたが、それを見ていた礼弥は自分の立場をばーぶと重ね、火葬しようとする千紘を止める。

礼弥はばーぶとともに、ゾンビを研究する機関、ZoMAに自分達を見てもらうことを心に決め、千紘とともに飛行機で研究所へ向かった。

そこで何もかもうまくいくと思っていた千紘達であったが、実際のZoMAでは礼弥は貴重なサンプルとしてしか扱われず、体や脳をいじくりまわされてしまった。その結果、記憶の一部を失い千紘のことや、自分がゾンビであることを忘れてしまう礼弥。

千紘のことを忘れてしまった礼弥は千紘との共同生活を辞め、そのまま学校に通い始めるが、紫陽花の葉を食べることを忘れ、結果、混濁期、終末期へのスピードを速めてしまう。

ある日突然、われを忘れて人を襲い始めた礼弥。混濁期とは愛するものを食べたい衝動に駆られる時期のことを言うが、記憶から千紘のことが消えてしまった礼弥には愛するものが誰だかわからず、それを探すためにさまざまな人に襲い掛かっていた。

千紘は礼弥を止めようと愛するものを思い出させるために自分の身を礼弥に食べさせることを決意する。

・・・だいぶはしょりましたが、こんな感じのあらすじです。アニメ版は第二巻までぐらいまでをまとめてくれてます。

『さんかれあ』の名言

礼弥が本当に求めているのは”特別”なんかじゃないっ!!!

引用:「さんかれあ」はっとりみつる(講談社コミックス)

『さんかれあ』のおすすめポイント

ゾンビで朽ちてしまうという期限付きのラブコメも新しい感じがして面白かったです。

恋人がゾンビというありえない設定とありえる設定のバランス

最近はゾンビがうんぬんっていうアニメが増えたような気がしますが、さんかれあがゾンビアニメだとは知らずに見てみました。

はっとりみつるの前の作品、ケンコー全裸系水泳部 ウミショーが結構好きな作品だったので、作者が一緒ってだけで見てみたんですが、アニメが本当にいい感じで面白くて、なおかつ僕の中でアニメの重要な要素として耳に残る声優が使われているかどうかでその作品の良し悪しが決定するというポイントがあるんですが、ばーぶと主人公の妹の降谷萌路(ふるやめろ)の声が本当にツボでハマりました。

そのアニメが良かったというところから続きが気になって漫画を見てみたんですが、コレがまた面白い。恋人がゾンビだなんて絶対にありえない設定ではあるんですが、何でもありなわけではなく、ちゃんとゾンビ縛りでタイムリミットが用意されているラブコメだったところが読んでいてスリリングで面白さが引き立っていました。

まぁ、命を取り扱っている作品なので、もうちょっと名言っぽいものがたくさん物語の中に含まれていたら面白さは増したのかもしれません。そこが少なかったのでメッセージ性に欠けるところがちょっと残念ではありますが、それでも充分に面白い要素はたくさんあって、読んでいて飽きませんでした。

最後はちょこっと泣いてしまいました。まぁ、ゾンビを扱っているので、ハッピーエンドにはならないだろうなぁって思ってはいたんですが、バッドエンド過ぎもせず、いい感じのバランスで終われた気がします。よい作品の特徴である、読み終わった後を想像したくなるような完璧すぎない終わり方になっているのです。

全11巻ですが、絵も上手いし非常に読みやすい作品なのでサクッと読めてしまいました。

恋人がゾンビってこういう作品になっているのかなぁと、ほかのゾンビ関連の作品も読んでみたいと思えるぐらい、僕の中では設定が当たりだったので、初ゾンビ作品としてはいいチョイスをしたなと自分で思いました。

まとめ

設定勝ちな作品だと思います。設定がちゃんと芯として通っていて、それが上手い具合にラブコメ要素に生きてきている作品なので、つまらないラブコメを見るぐらいなら、この作品を読んで欲しいなぁって思います。

定番のラブコメを読むのも面白いですけど、ちょっと変化球が欲しいなぁっていう方にオススメです。

ではでは、いい作品でした。

アニメ二期やらないかな。やったら絶対に見るのにな。

『さんかれあ』でした。

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野口明人の『さんかれあ』レビュー
  • 85%
    ストーリー - 85%
  • 80%
    絵 - 80%
  • 75%
    キャラクター - 75%
  • 90%
    読みやすさ - 90%
  • 65%
    メッセージ性 - 65%
79%

レビューまとめ

設定勝ちなラブコメ。普通のラブコメに飽きたなら、タイムリミットつきなラブコメでもいかが。

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    好きな映画は『オーロラの彼方へ』。好きな小説は『十八の夏』。好きなCDは『Return to Forever』。好きな漫画は『惑星のさみだれ』。趣味はロードバイクで日本をぐるぐる。そんなノッポでうずまきな30代。埼玉出身。ブログは今年で9年目!!記事少ないけど。…でも、それぞれ魂込めて書いてきたはず。だから、今日も読んでくれてありがとう!