『プラネテス』を読んだ!全四巻で終わってしまうのが残念過ぎるよ!

プラネテス

作者:

発表期間:1999年 - 2004年

巻数:全04巻

COMIC REVIEW - マンガレビュー

「矢作・佐倉のちょっとお時間よろしいですか」というネットラジオでプラネテスの告白シーンの話をしていたので、そーいえばアニメは観た事あったけど、漫画読んだことないなと全四巻だし読んでみることにした。

3行でわかる『プラネテス』

宇宙のゴミを拾う仕事をしている一人の男が、

自分と宇宙について考え悩み、自分の宇宙船を持ちたいという夢を叶える為、

木星往還船の乗組員として木星に行く話。

3分でわかる『プラネテス』の詳細なあらすじ

主人公、星野八郎太(ほしのはちろうた)、通称ハチマキは宇宙のゴミ、デブリを拾う仕事をしている。

デブリは宇宙開発の歴史の中で廃棄された人工衛星やロケットの残骸なのだが、小さなデブリ一つでも旅客機との衝突事故を起こすなど社会現象になっていた。

しかし、そのデブリは拾っても拾っても次々とデブリはあちこちで生み出されなくならない。ハチマキはいつか自分だけの宇宙船を持つことを夢に働いているが、実のところは日常の惰性で働いているだけなのかもしれない。

このままではいけない。宇宙の事だけを考えなければ。一人で生きて一人で死ぬのが完成された宇宙船員。デブリの仕事を辞め、選ばれた人だけが乗れる木星往還船の乗組員の選抜試験を受けることを決意した。

ハチマキが辞める代わりに入ってきた新人、田名部愛(たなべあい)に引き継ぎをする為に、仕事を教えるハチマキ。どんなことでも一人でこなすことが大切と思っているハチマキに対して、すべてにおいて「愛」がなければならないと唱える田名部の考えは真っ向から対立し、ケンカばかりしてしまう。

しかし、ハチマキは試験を進んでいくにつれ宇宙の広漠さにあてられ自身の存在理由を見失う状態に陥り、その時に田名部の事を思い出す。

一人では生きていけない。宇宙の一部である自分が、一人で宇宙と向き合うのは危険なこと。独りじゃないから自分は生きていけるのだと悟る。

トレーニングを切り上げ、地球にいる田名部に会いに行き、後に求婚した。自分が帰るべきを見出し、ハチマキは木星へと旅立つ。

そして、初めて木星に降り立った人達になったハチマキは木星到達の第一声でメッセージを述べる。

木星往還船に乗る前のオレはデブリ回収やってました 宇宙のゴミ拾う仕事です
仕事仲間はみんないいヤツらだったけどオレはあんまりあの仕事が好きじゃなかった
キツイしあぶねェし人手は足りねーし何より地味だ

金のためにやってんだこんなのは今だけだとよく自分に言いきかせてました

金を貯めたら宇宙船を買ってこの宇宙を自由に駆けまわるんだ
宇宙船があればどこへだって行ける本当の本当の自由だ

でもスッゲ―――がんばんないと宇宙船なんか手に入らない マジにならないとダメなんだ
だからオレはそれ以外のことはいっさいしないと決めた
それ以外のことを考えるのもやめようと思った

でも

でも愛し合うことだけがどうしてもやめられない

いいか悪いかは知らないがとても強い力だ核融合なんて目じゃない
人間はみんなスゲー力を持ってんだ素晴らしいことだしおそろしいことだとも思う
オレはこの力の使い方もっとうまくなりたいんだ
だから……地球に帰ったらまたデブリ屋をやろうと思う

やってるときは気づかなかったけどあの仕事はいい仕事だ

ユーリ フィー 愛 もう5年ほどしたら帰るそしたらまた仲間に入れてくれ

おわり

「愛し合うことだけはどうしてもやめられないんだ」

引用:「プラネテス4」幸村誠(講談社モーニングKC)

アニメとは受ける印象がだいぶ違う

アニメを観たのはもう10年ぐらい前になるんですね。アニメはアニメでかなりいい作品で、今でも頭の中でハチマキが田名部と宇宙でしりとりしながらプロポーズするシーンが思い出せますが、漫画はそんなアニメから受けるイメージとはだいぶ違う作風でした。

アニメでは田名部がもっとフューチャーされている気がして、なんだったら田名部が主人公なんじゃないか?と思えるぐらいの立ち位置でした。第一話から出てくるし。しかし、漫画では完全にハチマキが主人公です。田名部も初登場は第二巻で完全に脇役です。

田名部との恋愛もそれほど印象強くなく描かれています。ラジオで話していたしりとりの告白シーンも、ちょっとしたシーンで終わります。

そう考えると、この漫画をあんな感じで感動的なシーンに演出できるアニメっていうのはある意味すごいですね。

漫画の方はハチマキの陥る精神状態が文字で語られるのでアニメよりも重く感じます。主に焦点が当てられているのはあくまでもハチマキです。ハチマキと田名部ではなく「ハチマキ」とその他の世界です。

この作品は風の谷のナウシカ以来の漫画、アニメの同時で星雲賞メディア部門を受賞した作品のようですが、確かにナウシカもアニメと漫画は別作品と思えるぐらい感じる印象が違いました。

アニメにはアニメの音楽や動きの良さを引き出した作風。漫画には漫画の文字や静止画の良さを引き出した作風。同じ作品でありながら二度も楽しめるのは嬉しいです。

しかーし!全四巻なのがあああああ!!!

アニメは2クールの26話だったのでボリュームたっぷりでした。でも漫画は4冊でおしまいです。1冊1冊がボリューミーで充分読み応えある作品ではあるんですが、アニメのボリュームを知ってしまっている僕としては、もっと続いてくれよー!っていう感じでした。

アニメで印象的だった回も漫画では存在しなくて、なんとなく物足りない感じがしてしまったのはやっぱり漫画とアニメを別作品と捉えられていないのが悪いんでしょうけど、もっと続きが読みたい。

…しかし。どうやら「完」という文字も書いていなかったし、いったん4冊で完結はするものの続きもあるような話も聞くのでぜひ続編、スピンオフでもいいので続きのプラネテスが読める事を切に願います。

まとめ

SFがあまり得意じゃない人でも読みやすい作品です。アニメも漫画も両方評判がいいのでどちらを先に触れても大丈夫だと思います。

まぁ、漫画から入ると最初の1巻と2~4巻の作風が若干変更が有るので戸惑うかもしれないですけど、読んで得るものが必ずあるはずです。かなり哲学的な部分もあるので、「エヴァ」とか「なるたる」のようなセカイ系が好きな人も好きかもしれません。アニメの方がセカイ系ですけど。

とりあえず、この漫画は読んで後悔しないぐらいしっかりした作りになっているので読んだことがなければ死ぬまでにぜひ一度読んでみてくださいませ。

良い作品ですよ。

ではでは、そんな感じです。

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プラネテス(1)
プラネテス(2)
プラネテス(3)
プラネテス(4)
野口明人の『プラネテス』レビュー
  • 95%
    ストーリー - 95%
  • 80%
    絵 - 80%
  • 90%
    キャラクター - 90%
  • 80%
    読みやすさ - 80%
  • 90%
    メッセージ性 - 90%
87%

レビューまとめ

漫画もアニメも別次元でそれぞれ素晴らしい作品。哲学的で非常に考えさせられる。

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ABOUTこの記事をかいた人

四国で歩き遍路中。えもぶれ!で検索!好きな映画は『オーロラの彼方へ』。好きな小説は『十八の夏』。好きなCDは『Return to Forever』。好きな漫画は『惑星のさみだれ』。趣味はロードバイクで日本をぐるぐる。そんなノッポでうずまきな30代。埼玉出身。ブログは今年で9年目!!記事少ないけど。…でも、それぞれ魂込めて書いてきたはず。だから、今日も読んでくれてありがとう!