『漂流教室』残酷で面白くてすぐに読めてしまう。しかし、ラストは…

初の楳図かずお作品。有名どころなので読んでみた。

どこの漫画レビューを読んでも必ず名前が挙がってくる楳図かずおの漂流教室を読んでみた。正直、楳図かずおと言えば「まことちゃん」のイメージがあった事にはあったが絵が古いというのもあって、読んでこなかった。

古い漫画を見直そう

ただ、最近は昔の漫画(「サバイバル」やら「奇子」)にもチャレンジしてみたところ、絵が古いのも読み始めるとすぐに慣れるし、そう悪い物でもないと思うようになってきた。

なので、今回、楳図かずおの「漂流教室」を読んでみることにした。

…この「漂流教室」については、昔、日テレか何かで窪塚洋介がドラマをやっていたのが印象に残っているのだが、読んでみると想像しているものと全然違っていた。

概要

話としてはタイムスリップ物で、パニック漫画。壊滅的な未来に行ってしまった子供たちが何とか生き延びようとする物語。似たところで最近読んだ「サバイバル」。そっちの方は別に未来に飛んだりしていないけども壊滅的状況というのは似ている。または映画化もされた望月峯太郎の「ドラゴンヘッド」とかか。

とにかく、何不自由なく暮らしていた環境が一変して生きるにも苦労する状況に追い込まれ、その時に人間が一体何をするのかというのを追求した漫画。

この漫画の特徴と言えば、未来に飛ばされたそのほとんどが子供で、より純粋な理性のきかないパニック状態を演出しているところか。まぁ、さいとう・たかをのサバイバルの主人公も子供だったけれど、あちらは子供社会ではなく、主人公が子供だったってだけで大人も出てきた。

しかし、「漂流教室」の方は、未来に飛ばされた時に理性づくめな大人はその状況を理解する事が出来ず、発狂し自殺やら他殺やらでほぼいなくなってしまうという設定。

子供が自分たちだけで何とかリーダーを作り、組織を作り、国を作り、法律を作りなんとか生き延びようとする。その間に死に直面したりして発狂するものもいたし、究極的な切迫した状況に陥ることで人の事を考える事が出来なくなり、派閥が出来上がり、お互いがお互いを殺し合う事も行う。

んで、最終的にどうなるのか?って言うのがこういう漫画の主題なんだが、さいとう・たかをの「サバイバル」を読んだ時の感想はなんとなく最後が物足りない気がしたなんてことを書いた気がするのだけれど、この漂流教室を読んでみると、サバイバルの方は良く出来ていたのかもしれない。

…うーん。

ネタバレになるので、どういう感じで終わるというのは詳しく書けないのだけれど、「漂流教室」はちょっと無理やり感が強い場面が多かったんだよな。SFなんだけれども、納得の出来ないSFというか。ラストにしてもなんかこじつけ感が強い。

まぁ、なんとなく爽快感はなくもないのだれど、消化不良ぎみ。

…もちろん、こんな風に不満をポロポロ言っているけれども、ラストに関して残念なだけで、正直本編自体は残酷で面白くてすぐに読めてしまう。面白くて先が気になるがゆえに壮絶なラストを期待して肩透かし。

そんな感じ。

でも、評価が高い理由はわからないでもない。この漫画を読むことで何かの問題提起がされているのが伝わってくる。考えさせられる漫画。手塚治虫とかの漫画にも共通するようなただの娯楽としての漫画ではなく、メッセージがこもっている作品。

人間とはどうあるべきなのか。人間の身勝手さなど。そういうのを考えさせられる。

漫画と言えば娯楽としての趣向が強い媒体なんだが、逆に言えば知識を提供する媒体としてすごく敷居が低くて万人が手に取りやすいもの。そういう物から何かを見つめなおしてみるという機会を得るのは良い事だと思う。

そんなわけで、ちょっと古い漫画だけれどこの「漂流教室」と「「サバイバル」」を続けて読んでみて、今の何不自由のない生活がいかに恵まれた状況であるかを考え、感謝してみることは実に有意義な事かと思う。

…はい。今日の感想は実に堅く考えてみました。

まとめ

こういう漫画もたまにはいいのではないでしょうか。読んだことなければすぐに読めてしまう作品なので手に取ってみてくださいませ。

ホラーとしては逸品な漫画であることは間違いありません。古いという絵もイイ味を出しているのかもしれない。ま、僕は主人公の「~だ。~だ。~だ。」という口調が気になってしまって古く感じて仕方がなかったのだけれど。

それもコミコミでホラー好きだったら読んで損はないと思います。そうでないあなたも有名どころなので読んでみてもいいかも。死ぬまでに読んでおいた方がいいかどうか?と聞かれれば僕はこの作品に関しては読んでおいた方がいいかなと思っていますので。

ではでは。そんな感じです。

スポンサードリンク

あ、そーいえば、今話題のAmazon Fireを買ってみました。

iPadを2台持っている僕ですが、気になっていたのが8980円とかいう破格すぎる7インチタブレットのAmazon Fire。


プライム会員ならクーポンコードに『PRIMEFIRE』と記入するだけで4000円引きとかいう情報を聞いてアクセスしてみると、タイムセール中で更に1000円引き。なんと!3980円とかいうあり得ない状況だったので即座にポチりました。10台買ってもiPad Proを1台買うより安い!(一応、一人10台までしか買えないらしい…)


プライム・ビデオでアニメ見放題。Prime Musicでアニソン聴き放題。毎月一冊、無料で漫画や小説がダウンロード出来るとかいうおまけ付きな上に、容量無制限のAmazonフォトも使えるので自炊した漫画をアップロードしたりして、どこでも漫画読み放題。やべぇ…。Amazon Fireやべぇ。


ま、欠点が無いわけではなく、純正カバーが3000円ぐらいするので、カバー無しで使っているのと、昼間に外で使うと画面がちょっと見えづらいかな。


でも3980円でこれだけ楽しめるなら充分すぎる。(カートに入れる前は8980円の表示だけど、支払画面の所で割引出来るよ!)


…と、いうことで!プライム会員なら、ぜひタイムセール中に買おう!コスパ最強!世界変わるよ!

コメントを残す

ABOUTこの記事をかいた人

四国で歩き遍路中。えもぶれ!で検索!好きな映画は『オーロラの彼方へ』。好きな小説は『十八の夏』。好きなCDは『Return to Forever』。好きな漫画は『惑星のさみだれ』。趣味はロードバイクで日本をぐるぐる。そんなノッポでうずまきな30代。埼玉出身。ブログは今年で9年目!!記事少ないけど。…でも、それぞれ魂込めて書いてきたはず。だから、今日も読んでくれてありがとう!